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APEIRON
Galicia

###規則的に進行する浮遊するエレクトロサウンド###

おそらく、よくあるスペインのイメージ(情熱、灼熱)の対極に位置するようなバンド。静かに進行するAPEIRONの音楽はスペイン産というよりも、雨に煙った緑多きガリシア産というほうがしっくりきます。

ガリシア出身の友人からCDをもらった直後に、立ち寄った別の友人宅で初めて彼等のCDを聞きました。友人は映画「2001年宇宙の旅」のビデオをみている途中で、その横でCDを聞きましたが、サントラと、CDの音が混じってしまって、どっちがどっちなのかわからない。まるでサントラのように、でしゃばることなく静かに静かに、規則的に進行する浮遊感溢れる音楽で、第一印象は、1曲としてとらえにくい、断片的な平坦な音楽。その後何回か聞いているうちに、その規則的なリズムが心臓の鼓動のリズム、あるいは歩くスピードのように思えて安堵感を覚えるようになりました。乳児が子宮のころの記憶をたどって、母親の心臓音をきいて安心するよう感じかもしれません。
最初にインパクトはなくても麻薬性はかなり強いとみました。なんというか体温がかなり低そうで、北欧出身といっても違和感はない感じで、実際アイルランドのバンド、mumとの類似を指摘されたことも。

メンバーはGalicia出身の3人の大学生。録音はお金の問題で、Emilioの自宅で行ったとか、家族には音楽が理解されない等のコメントをインタビューでしています。

Emilioが担当するパーカションとは、ネスクイック等の箱に米などをいれた変わり種のものだとか。

member
Emilio Gonzalez Perez(Piano, bass,percusion,Program)
Belen(Vo,Melodica,Program)
Alvaro Lorenzo Perez(G、Program)
 
discography
Todo sigue intacto(Foehn, 2002)
 
 
label
Foehn
※Balcelonaのエレクトロミュージックのディストリビューター
Homepage
http://www.foehnrecords.com
 
 
 
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