###音楽好き、インテリ青年の
　　　　　　　ギターポップ###

あまりスペインにはおしゃれな男の子はいない気がする。
そんな中、音楽が好きそうで、ちょっとインテリそうな男の子を街中でみかけることがある。
だいだい、めがねに髭、髪は軽い、ウェーブ。
それは、DeluxeのCDジャケット、Xoelの姿に何故か重なる。

１年ほど前Jamesの前座でみたDeluxeにそれほどの印象はない。
英語で歌う、イギリスロックが好きであろうバンド。それだけだ。

それが、ここ最近Fnacにいけば必ず、インディーズコーナーのベスト１０に入っている。
おそらく、"Danke schoen"がテレビスポットに使われたこともあると思う。

ギターメインのイギリスの影響を強く受けたロック。
もちろん、作曲能力も評価されているけれど、Deluxeが飛躍したポイントは
Xoelの声質ではないかと思う。

ほんの少しだけ乾いた感じ、まっすぐでなく、どことなく憂いを秘めている。
何か隠れていて、それが心にひっかかって私たちを少し不安にさせるような.....
基本的には英語で歌うが、２枚目のアルバムにはスペイン語、ポルトガル語の曲も
収録された。

元la Elephant BandのXoel Lopezが2001年に開始したプロジェクト。
"If Things were to go wrong "は雑誌MONDSONOROの２００３年の国内バンド
ベスト４０中、 ７位に 選ばれた。