###西城秀樹系ボーカルと
　　　　　　　ソリッドなロックの融合###

普通ロックバンドにはロックっぽい人がいるはずだ。
しかし、またなんで、加山雄三がいるのか？

スペインのバンドはたまに、あまりロックらしくない人が
ステージに登場する。いや、日本人の私にはわからないかっこよさなのか？？
そして加山雄三が歌いだす。なんと声は西城秀樹だ！

日本には西城秀樹を基点とする系譜が存在すると思う。
それは氷室京介に受け継がれ、氷室フォロワーによって
今も広められている。
彼らの特徴は鼻にかけた甘い歌い方。
それはスペインにも存在するようだ。

初めてLa Habitacion Rojaを聞いた印象はなによりその
歌い方だった。少しセンチメンタルなメロディーにのせて
少し自分に酔ったような、懇願するような歌い方。

そしてソリッドなロック。
ルート音を刻み、あまり動きのないベースは時に
ベルベットや、スマッシングパンプキンズを思い出させる。
同じ音を刻みつつ、少しずつ変化して、緊張感を高めていく手法は
"Un dia perfecto" ("RADIO"に収録）を最高のライブチューンにしている。

1995年にバレンシアにて結成。
数多くライブをこなすことで知名度を増してきた。
（ライブではCDにくらべてずっとアグレッシブ。）
海外の重要なバンドとも競演をこなし
2003年のFIB　ベニカッシムでは堂々メインのグリーンステージに登場している。