###良質のメロディーメーカー
　　　　　　　アメリカのカレッジチャートで流れそうなバンド###

Jet Lagの"Shine On"をはじめて聞いた感想はこんな感じだった。

アメリカの音楽は時々乾いているな、と思う。
あるいは、淡々としている。
それに比べ、ヨーロッパのバンドは少しウェットだ。
あるいは少し憂いを含んでいるというのか。

REM、Wilcoを好きなバンドに挙げているように
Jet Lagはアメリカバンドの 淡々としたところを受け継いでいるように思える。
初回のインパクト、よりは、後でじわじわとその良さがしみてくる。

1998年のデモ"Demo"は国内のラジオで次々とオンエアされ、
Jet Lagという名前は知られるようになった。
Gigolo Aunts、Sexy Sadie、Australian Blondeなどのバンド
とのツアーをこなし、2000年にはファーストアルバム"Amplifier"を発表。
そのメロディーメーカーぶりは確実に評価を増していて
2002年のセカンド"Beautiful Scars"は
Fnacで、Nuevo Talento Fnac（新しい才能＝Fnacでの注目バンド）として取り上げられた。
2003年のFIB、ベニカッシムでのライブは国内での地位を確実なものにしたようだ。

以下はFnac　Nuevo　TalentoでのJet Lagのコメント。

「"Beautiful Scars"は CDをすぐになくなる消費してくもの、
２、３回だけ聞いて、すぐに飽きちゃうようなものだ、と考えるのじゃなくて
CDはじっくり味わうべきもので、その後ろに隠れている全ての工程を見つけるために
自分の注意力と愛情をもって接するものだ、ってわかっている人に向けられてるんだ。」