Refree

レフリー

pop folk

### とてもやさしく、包むような声で歌われる地中海からの歌たち ###

音楽記者のラウル・フェルナンデスのソロ・プロジェクト。

とてもやさしく、包むような声で歌われる歌たちは、
静かで、私たちを落ち着かせる。
アクアレラレーベルのアーティストたちの共通点である
悲しみは、このリフリーの場合、何故か、そこはかとない
おかしみの中に隠れているようだ。

時にスペイン語(カステジャーノ)時に、カタランで歌い、つかまえた、と思えば
するりと私たちの手からすり抜ける。多くのスペインのバンドがイギリスに目を向ける中、
彼の目は地中海のヨーロッパ、フランス、イタリア、そして地元カタルーニャに向いている。
落ち着いた大人の雰囲気の曲に目閉じて聞き入ることができる。

map toneの解説によればセカンドアルバムは

寒い冬の日に、1杯のお茶と同じくらいの
ささやかな幸せを聴く者に与えてくれるだろう

とのこと。
夏の夜、空を眺めながら、でもいいと思う。
または海を眺めながら、地中海のことを考えて。

 
biocography
Refreeはラウル フェルナンデス(ex-Corn Flakes, ex-Sitcom, Elenaのリーダーで音楽記者)の
もうひとつの姿。スペインインディーズシーンの最も活動的なアーティストの1人であり、
その冒険を、たまに行う、突発的な活動と考えたり、
彼のほかの多くのプロジェクトとの変更活動と考えるにはほど遠い。
彼は、ここ数年のスペイン国内ポップ作品の中で最も優れた中のひとつといえる
"1アーティスト"の作品を私たちに届ける。

しかし、Acuarelaレーベルでセカンドアルバムを作る前にRefreeは既に短い経歴を持っていた。2002年にデビューアルバム"Quitamiedos"をFrancoiz Breut, Abel Hernandez (Migala) 、
Jose Luis Aguado (Manta Ray) ら、またバルセロナのジャズシーンの主な
ミュージシャンの何人かのの協力により作成した。"Quitamiedos"
あまりに野心的でテイストが多様のアルバム-は時代とそのコンテクスト外のところで
生まれ、育ち、スペイン国内よりも外からのよい評価を受ける。

フランスでは辛口で有名なMagic! 誌において昨年のインターナショナル部門
ベスト20の中に選ばれた。Les Inrockuptiblesはその叙情的洗練された精神を高く評価。
アメリカではExclaimのような週刊誌、Splendidのような重要ファンジンで、
そのバラエティーに富んだ内容、うまく取り込んだ音楽的影響-" Dirty Three
(オーストラリアのポストロックの3人組)から Friends of Dean Martinez
(アリゾナ州のインストゥルメンタル・ラウンジの5人組まで途中 Ennio Morricone
(サントラ作曲家)を通って",と述べ、"ポップとロックがそれ自身に強いている境界線に
飽き飽きした人たちにとって"新鮮な空気のひと吹き"になりうるだろうと述べている。

"Quitamiedos"のエピローグは、The Zephyrs, Neil Halstead やMigalaの前座として演奏、
ポルトガルやロシアといった場所でコンサートを行う。
ロシアのモスクワにおける2つのコンサートでは"カタラン(バルセロナ)のRadiohead "を
見にきた思っていて、驚いた聴衆を前に演奏。その様子は、
雑誌Rockdelux(スペイン国内重要ロック雑誌)に発表された記事や、
ロシアの首都までカメラを運んだTV3のテレビ放送の報道に記録された。
しかし、そんなことは私たちが思い及んだことではない。そしてそれはRefree の
セカンドアルバム"Nones"にもいえることだろう。

"Nones"はまれにみる演奏の輝きとともに、人のこころに正確なメスで入っていくような
作品でスペインの重要雑誌Go!, Mondo Sonoro等で好評価をうけ Rock de Luxでは
その評論家たちが2003年のベストアルバム1位に選出した。

"Nones"は"今の音楽シーン"のアルバムではない。
"オルナタティブ"や"青春もの"でもない。
その音楽的影響、融合はJaume SisaからDominique A, Vainica Doble や Serratを通った
周辺部の道のりを通して、サブリミナルな形で現れる。
このアルバムの軸が、クリエイティブな明晰さの高みの瞬間をシュースのように
絞りだしたものであるときに、シンガーソングライターたち、シャンソンや、
町外れを歌ったフォークのシンガーソングライターたちからの借りの話をしても
意味がない。"Nones"は地中海のトラディショナルとジャズ、
そのリズムと調和、の交差した地点の結実である。
それはトランペット、バイオリン、コントラバス、大きな役割のピアノ、
いくつかのエレクトリックな高揚、時に控えめで、時に実験的なアレンジ....

スペインの多くのグループがイギリスからの泉の水を汲んでいる中、
Refreeはヨーロッパの源泉を取り入れている。フランス、イタリア、カタルーニャは
ラウル フェルナンデスの曲たちとその、ちゃめっけある詞にとって
完全なロケーションのように思える。

その歌詞にでてくる、真っ白な紙の危機、地下室で首をはねられたネズミ、
娘がパーティから帰ってくるのを眠れずに待っている父,青春の終わり、
ひとりきりの母たちの扇情的で感傷的な様々な家庭内の混乱...
もちろんラウル フェルナンデス は-時にスペイン語で、
ときにカタラン語で歌ってーまじめに、言っていることを考えており、
その通りに考えているのだ。

menbers.
Raul Fernandez(ラウル フェルナンデス)
discography
Quitamiedos (Acualera 2002)
Nones(Acualera 2003)
label
Acuarela (英語、スペイン語)
Links
オフィシャルHP (スペイン語)
視聴する (オフシャルHP内 ビデオあり)
視聴する (none, Fnac内 全曲視聴可)
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