スペインRock/Popとその周辺
------------------スペインRock/Popについてのあれこれと、その周辺

Movida madrilena (モビーダマドリレーニャ)
フランコ独裁が終わってまもない、80年代初頭、ぱっとひらいて消えたムーブメント。

映画監督のアルモドバル、スペインロック界の女ボス、アラスカ等の友達のネットワークから始まったこのムーブメントは、ドラッグでもなんでもありで、抑圧された世界から解放された時の狂乱状態だったのかもしれません。

音楽シーンでは世界的なパンクムーブメントにも影響され、様々なロックバンドが国内に登場しました。現在活躍する多くのロックバンドもアンコールで80年代のバンドの曲をカバーすることなどからも、その影響力の大きさは今のスペインロック事情を知る上で大切なもののようです。スペイン国内でも、アラスカの自叙伝、CD等の再発など再検証が行われはじめたようです。

日本では知名度も低く、アルモドバル監督にインタビューした日本人記者が
「モビーダの電話番号を教えてください!」と言ったとか。

キーワード

Operacion Triunfo(オペラシオン トリウンフォ)

2001年に始まったオーディション番組で、2001度の最終回には70%近くの視聴率をたたき出した超おばけ番組。
パロディCMがでるくらい、社会現象にもなりました。

日本で言えばASAYANのモーニング娘。といったところで歌やダンスのレッスン合宿中の候補者たちが毎週スタジオライブを行い、脱落者が決まっていく。この番組関連のCDは常にレコード売り上げのbest10に入っていました。
課題曲は、英米ポップスから、スペインの人気曲をカバー。これを聞くと、スペインで何がうけるのか、っていうのがわかるわけですが.......。なんというか、おそろしく、ラテン演歌チックなものが流行っているのだなあ、という感じ。Elefantレーベル等の音楽とは程遠い世界です。が、スペインのメインストリームはこれなんでしょう。

FNAC(フナック)

MADRIDにある大きなCD屋、本屋さん。このほかに大型店としてはMADRID ROCKがあり、数年前まではこちらのほうが充実したラインナップだったらしいのですが、最近はFNACのほうが上のようです。海外ものはインディーズコーナー、国内版もインディーズコーナーがあり、私はここを必ずチェックしています。1階にはイベントスペースがあり、たまに面白い国内バンドのインストアライブがあります。ここでおかしいのは、バンドのファンに混じって、暇つぶしらしきおじいさん、おばあさんも一緒にみていること。BONDAGEのライブに行った時も隣にはおじいさんがいて楽しそうに聞いていました。友達いわく「無料ならなんでもいい」らしい。
HMVやTOWERがないのが不思議ですが、他の外資系のCD屋はすぐにつぶれてしまったよう。たぶん原因は物価が安い国であるのに、CDの値段はさほど日本と変わらず、街の通りには違法コピーCDがごまんと売っていることかもしれません。
FNACの1階のBBVAチケット、MADRID ROCKの2階でライブのチケットが買えます。

コンサート

スペインの人達のコンサートの楽しみ方を見ての第一印象は、「おまえら、きいてんの???」。日本だと、みんなが一心不乱にステージを見つめてる、って感じですが、多くのコンサートではみんな演奏がはじまっても友達と喋っています。それこそ、演奏よりも大きな声で。最初はすごく違和感がありましたが、そんな楽しみかたもあるのかなあと思います。みんなと楽しい時間を過ごしながら大好きな音楽も流れている、っていう感じなのかもしれません。ちなみに、一心不乱に、なにも喋らずにみていると、「楽しくないのか?気に入らないのか?」と心配されることもあるようです。
初めていったコンサートのチケットには開演時間が書いてありませんでした。友達に聞くと、だいたい10時くらいじゃないの?と。インターネットでしらべたところ、9時30分から、とあったので、その時間にいってみるとまだ会場は開いていない......結局10時30分から始まりました。始まる時間はあんまり重要じゃないのか???全般的に始まり時間は遅く、SOLというライブハウスはほとんどのライブは12時から始まります。終わるのはだいたい2時くらい。そんな時間でも街中人で溢れています、さすが夜ふかしの国です。

 
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